風邪と違う長引く鼻炎・咳、原因不明の皮膚症状(湿疹・かゆみ)が出るときや、特定の食品を摂取後の体調不良(遅発型含む)、季節の変わり目の体調不良など、繰り返す不調や原因が特定できない慢性症状がある場合アレルギー検査を検討する人が多いと思います。このページでは、どのような症状があれば検査を検討すべきか、そして検査によって何が分かり、どんなメリットがあるのか解説します。
アレルギー検査をしたほうがいい大人の特徴

くしゃみなど慢性的な症状や特定の刺激で異常反応が出る場合には、原因を特定し適切な対策をするためには、アレルギー検査が必要です。
こんな症状はありませんか?
「アレルギーは子どもに多い」と考えられがちですが、実際には大人になってから急にアレルギーを発症することも増えています。原因が不明な体調不良が続く場合は、アレルギー検査を検討することをおすすめします。
以下の症状は、「アレルギー」が原因で起こっている場合があります。アレルギー検査により、正確な原因を知ることで、適切な対策や治療につなげることができます。このような症状が気になる方は、一度ご相談ください。
- 風邪ではなさそうなのに、鼻水・くしゃみ・咳が続く
- 皮膚に痒みや湿疹が出るが、原因がわからない
- 花粉症かと思って市販薬を使っているが、あまり効果を感じない
- 毎年、春や秋になると体調を崩すので、花粉との関係を調べたい
- 血液検査で好酸球の数値が高いと言われた
- 2週間以上続く咳、長引く鼻水、湿疹、じんましんなど慢性的な症状がある
- 食べた後に口の中の違和感、腹痛、じんましんなど特定の食べ物で症状が出る
- 花粉症(春・秋)、ハウスダスト(掃除時)など季節によって症状が変わる
- 自己判断が難しい「何となく体調が悪い」といった不定愁訴が続く
アレルギー検査のメリット・デメリットと検査費用

アレルギー検査のメリットは、原因物質の特定による安心感や適切な対処法の発見、そして不必要な不安の解消です。デメリットとしては、費用がかかること、検査結果に偽陽性や偽陰性が出ることがあり、誤った判断につながる可能性があること、やみくもに検査をしても不要な心配を増やす場合があることなどが挙げられます。
アレルギー検査のメリット
- 原因の特定と安心感
アレルギーの原因物質が特定され、それに対する具体的な対処法(避けるべき食べ物や環境など)がわかることで、安心感が得られます。
- 不必要な不安の解消
検査結果によって、症状の原因がアレルゲンではないことが判明する場合もあり、不要な心配や誤解を取り除くことができます。
- 適切な対処法の発見
アレルギーの原因を正確に理解することで、症状をコントロールするための適切なアプローチを見つけることができます。
アレルギー検査のデメリット
- 費用
検査には費用がかかり、特に自費での検査は高額になることがあります。
- 偽陽性・偽陰性の可能性
検査結果が必ずしもアレルギーの有無と一致するとは限りません。食べても問題ないものが陽性になったり、実際に症状が出ているのに陰性になったりする可能性があります。
- 不要な心配の増加
「やった感」はあるものの、実際には食べても問題ないアレルゲンが陽性となり、かえって食事や生活への不安が増えることがあります。
- 食事療法に繋がらない場合がある
検査で陽性反応が出ても、実際にそのアレルゲンを摂取しても症状が出ない場合は、必ずしも食事内容を変える必要がないことがあります。
大人のアレルギー検査費用
大人のアレルギー検査費用は、保険適用(3割負担)なら5,000円〜8,000円程度が相場で、39項目を調べる「View39」検査が一般的です。症状があり医師が必要と判断した場合のみ保険適用となり、症状なしの自費診療(健診オプションなど)では別途費用(数千円〜数万円)がかかります。
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アレルギーのセルフチェック

アレルギーのセルフチェックは、花粉症やハウスダスト、金属アレルギーなどの代表的な症状の有無を確認することから始まります。鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、肌の湿疹、咳など、具体的な症状を振り返り、自己判断することができます。ただし、セルフチェックはあくまで目安であり、正確な診断や原因特定には専門医による検査が必要です。
アレルギーのセルフチェックリスト
| 鼻の症状: | ☑くしゃみが繰り返し出る ☑水のような鼻水が出る、または鼻水が喉に流れる(後鼻漏) ☑鼻づまりがある |
| 目の症状: | ☑目がかゆい、充血している ☑涙がよく出る |
| 呼吸器の症状: | ☑咳が出る ☑ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音がある ☑息切れがする |
| 皮膚の症状: | ☑湿疹や赤みがある ☑肌がかぶれる、かゆみがある |
| 口の症状: | ☑口の中、唇、舌がピリピリしたり、腫れたりする |
| その他の症状: | ☑顔の腫れ ☑腹痛、吐き気、下痢 ☑(金属アレルギーの場合)ピアスホールが赤く腫れる、アクセサリーが触れる部分が痒くなるなど |
セルフチェック後の対応
- 症状が続く場合
症状が長引く場合や、上記のセルフチェックで多くの項目に当てはまる場合は、アレルギーの専門医に相談しましょう。 - 専門医の検査
血液検査(特異的IgE抗体検査)など、医療機関での検査を受けることで、アレルギーの原因物質を特定できます。 - 自己判断で対応しない
セルフチェックはあくまで自己判断の目安であり、診断ではありません。特にアナフィラキシーの可能性がある場合は、自己判断せずに速やかに医療機関を受診してください。
アレルギー検査をしたほうがいい大人に関するよくある質問
Q.アレルギー検査はした方がいいですか?
アレルギーが疑われる場合は、症状が続く場合、特定の食べ物を食べた後に異常な反応が出る場合、季節性の症状がある場合などには、検査を受けた方が良いでしょう。検査を受けることで、アレルギーの原因を特定し、適切な対策を立てるための第一歩となります。
アレルギー検査は、アレルギーの原因を特定し、症状を軽減するための重要な手段です。しかし、やみくもに受けるのではなく、症状や気になる点がある場合に、医師と相談して適切な検査を受けることが大切です。
Q.自分のアレルギー体質かどうかを知るにはどうしたらよいですか?
自分が何の食物アレルギーか、花粉かダニかなどを知るには、皮膚科や内科などでアレルギー検査(血液検査や皮膚テスト)を受けるのが確実です。血液検査では「特異的IgE抗体検査(VIEW39, MASTなど)」で多くの項目を一度に調べられ、アレルゲン(原因物質)の特定に役立ち、その結果をもとに医師と相談して対策を立てることが重要です。
Q.アレルギー検査では、抗ヒスタミン薬や吸入ステロイド薬などを中止する必要はありますか?
抗ヒスタミン薬や吸入ステロイド薬もどちらも中止する必要はありません。
Q.アレルギー検査では、何科を受診すべきですか?
まずは、内科で相談するとよいでしょう。アトピー・湿疹なら皮膚科、花粉症なら耳鼻科でも相談できます。詳しい検査や治療が必要なら、アレルギー専門医がいる医療機関(大学病院など)を紹介してもらうこともできます。症状がなくても「自分はアレルギー体質かも?」と感じたら、医師に相談し、検査を受けることで、より快適な生活を送るための第一歩となります。
まとめ
大人になってからアレルギーが発症した場合、症状が一般的で軽度であったり、他の病気と区別が難しかったりするため気づきにくいことがあります。
しかし、これまで問題なかったものが、生活習慣の乱れ、ストレス、環境の変化などが引き金となり、突然発症することが多く、重篤な症状(アナフィラキシー)につながることもあるため、注意が必要です。
「かゆいだけ」「ただの疲れ」と放置せず、医療機関を受診し、血液検査などで原因(アレルゲン)の特定をしてください。
原因物質の特定後は、食事改善、ストレスケア、生活習慣の見直し、必要に応じた薬物療法や免疫療法などで症状の改善が見込めます。気になる症状が続く場合は、まずは内科、皮膚科、耳鼻咽喉科などで相談し、適切な検査を受けることが大切です。
